３年　ネット型ゲーム　アタックフロアバレー　（４時間目）

公開日： 2023年9月13日水曜日

体育科の是住です。

アタックフロアバレーの４時間目の様子をご紹介します。

本時の目標は，アタックする際の打ち方の工夫や打ちやすい場所を見付けることができるとしました。

そこで，本時の導入では，前時のボールの打ち方の話から，友達にアタックが上手な人がいるという発言を見取り，全体でアタックの打ち方の工夫を共有することからはじめた。

T：りりかさんはどんな工夫してる？

りりか：まっすぐ前に打っても点は入るじゃないですか。でも，正面に打つふりをして斜めにバシンと打ったら点が入ります。

はなこ：私はりくとくんの真似をしたんですけど。どうしても相手に取られてしまうから，自分が斜めを向いて。自分のまっすぐの方向に打つ。

T：はなこさんは自分が狙う方向を決めて打っているっていうことかな？

C：でも向きを変えたら、相手に気付かれやすくなるんじゃない？

はなこ：相手がいないとこを狙って打つ。

ののか：私は体の向きを変えて。体が向いている方向と逆の方にバコンと打つ。

CC：えー

T：３つぐらい工夫が出たね。りりかさんみたいに打つふりをするっていうのとはなこさんみたいに体の向きを工夫して相手がいないところを狙って打つのと，ののかさんみたいに全く新しい打ち方も出てきたね。どれを試してみたいか，近くの人と話してごらん。

自分が試してみたい動きを言語化させることで，この後行う活動において，どの動きを試してみたいのかという立場を明確にさせましました。

それぞれのコートで動きを試した後に，全体で共有する場を設定しました。

りりか：私は線のギリギリで打ったんですけど，遠くから打ったら真ん中ぐらいで遅くなって点数に入らないからギリギリに打った方が遠くまで飛んで得点がとれました。だから私はギリギリで打つということをしました。

CC：似てる！

あかり：ゆりなさんとやったんですけど、ギリギリにするために。 2回目の人が前に打って，3回目の人が前で打つとよかかったです。

あらし：でも，線のぎりぎりでしたら，成功したら点が入りやすいけど，２で相手のコートにいっちゃたら相手の点数になっちゃう。

T：ゲームで試してみないと分からない部分もあるね。りりかさんは線ギリギリを試してみてよかったっていうのを言ってくれたけど、他にこれよかったよっていうのはありましたか？

かな：相手チームに点数を取られたんですけど，最初の人がちょっと触って，次の人もちょっと触って最後の人が前に来て，打たれて早くて打たれた。どこに打つか分からなくて、それで何回も点を取られた。

全体で共有すると打ち方だけでなく，自陣のコートの前の方でアタックをした方がよいという意見が出されました。

この発言には納得する子どもも多く，これまでのゲームの中で無自覚的に前にボールを運んでいるのが伺えました。

実際のゲームの様子をみていても，自陣のコートの前方までボールが転がるのをまって，アタックするような場面が多く見られるようになりました。