「なるほどそうか」から「確かにそうだ」へ(豊田誠一郎)

公開日: 2016年2月2日火曜日

「技能の向上」を目指す場面では,以下のような躓きが想定される。

 力強いボールを打ち込みたいが,正面に来たボールを下からすくい上げてしまうため,相手が返球しやすい山なりのふんわりしたボールになってしまう。

 スマッシュゲームは,ラケットを使用しない。ボールが正面に来た場合でも,腕を折りたたむようにして打つと,横打ちからの等動作で返球できた。ボールが正面に来たとしても,移動せずに,ある程度の力強い返球ができるのだ。故に,用具を使用するミニテニスにおいて,上述した躓きが起きていた。そのような切実な思いを見取り,次のような課題を設定したい。

ボールが正面に来た時には,どこに動いてどのような体の向きで打ったらいいのか?

 この課題を解決するために,躓きの原因となる動きと躓きを解決する動きを動画と写真(下のイラストはイメージ)で提示し,比較させていく。







それらの動きを根拠にして,「正面のボールは,横に移動して半身になって打つ」という主張に導いていく。その際には,次のような理由づけが考えられる。

○(右利きの場合は)左に動いた方がいい。動かないで打った時は,下からすくい上げて打つからふわっとしたボールになって相手にスマッシュを決められたけど,左に動いて打った時は,力強いスマッシュを決められたから。
○ 半身になって打った方がいい。右に動いて打ったとしても,正面を向いたまま打った時は,手だけで打ったような感じになってあまり力が入らなかったけど,半身になって打った時は,腰が回転するような感じで思いっきり打てたから。

 
 そのような対話の中で,動きのよさが「なるほどそうか」と「納得」できるように誘いたい。しかし,対話の中で出された考えを聴いただけでは,そのよさを頭で理解したに過ぎない。

 そこで,実際に動きながら2つの動きを比較させる下のような場を保障する。その場において,よい動きが「確かにそうだ」と「実感」できるようにしたい。



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