3年 ネット型ゲーム アタックフロアバレー (3時間目)

公開日: 2023年9月10日日曜日


 体育科の是住です。

アタックフロアバレーの3時間目の様子をご紹介します。

本時の目標は,相手コートから来たボールを片手や両手で弾いて,味方にやさしいパスをするための触球の仕方を試行錯誤し,自分なりのよい触球の仕方を見付けることとしました。

前時の終末に

手を開いた方が コントロールが良かった。

グーの方が威力上がった。

手の甲で売ったほうが軽い感じがして遠くに打つことができた。

などの触球に関する意見が出ていました。


そこで,本時の導入では,触球の仕方とその意図について整理することから始めていきました。

T:この前,グーとかパーとか手の形のことを言っていたけど,どんなよさがあったの?

しんじ:グーだと,遠くに飛ばせるし威力があるから。相手がとっても外に行く可能性があるからグーがいい。

あいか:グーはコントロールがつきにくいって言ったじゃないですか。アタックの時は別にどこに入ってもいいからグーでやると 威力も強いし遠くに飛ぶ。

はなこ:グーでパスをしたら変なところにパスが入っちゃって,仲間が取りにくくて 打ちにくかった。だからパーでやったらよかった。

けいた:パスのときはパーでアタックの時はグー。

T:アタックは強いほうが良いっていうのは納得でいいですか?アタックはパーだろうとグーだろうと強く打ちたいんだね。パスはどうしたいの?

しゅん:ゆっくりして行って 相手が必ず取れるようなパス。

あらし:ちゃんと仲間がいる方向にパス

C:パスは取りやすい方がいいからね。

じゃあちょっといろいろ出てきたから,パスするときは,どんなのがいいか調べてみようか。 


アタックはとにかく強く打つための打ち方だったら,ある程度はいいという感じでした。

しかし,パスをするとなると仲間がとれるようなやさしいパスをしたいという思いが表出してきました。そこで,仲間にパスをする際の触球の仕方に絞って動きを試していきました。


以下は動きを試した後の子どもたちの発話の様子です。


まさき:仲間がとりやすいパスを考えたんですけど,(片手で)上から被せるみたいなパスが仲間が落ち着いてパスできました。(モデリング)
〈上から被せるようなパス〉
CC:なるほど。あー。
ゆりな:止めながらやるみたいな感じか。
T:他にもあるよって人いますか?
しんじ:強いアタックをしてきた時に,片手だと相手の方にいっちゃうから両手で押さえるみたいな感じ。(モデリングするが触球の際にボールが浮いてしまう)
しゅん:僕はちょっとちがうよ。しんじくんは,(ボールの下を)こうやってるけど,僕はボールのここ(真ん中)を触る。サッカーでも下の方を蹴るとすぐに上にいくから。
T:両手で触るのは一緒だけど,ボールを触る位置が違ったんだね。
〈ボールの真ん中を触るといいよ〉

子どもたちは,両手で,片手,手の甲などに当ててボールを触球する方法を試行錯誤し,その方法を共有していました。その中で,ボールのどこを触ると弾まずにやさしく転がるのかという新たな視点もでてきました。触球の仕方はひとつではないため,仲間にやさしくパスをするための自分が納得できる触球の仕方を,試すことができるようにゲームを行いました。

振り返りには以下のような記述がありました。





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