【6年表現③④】

公開日: 2024年6月26日水曜日

ここからは、本格的に作品作りです。
本単元では、チームに1つ、移動黒板を用意しました。
構成を考えたり、イメージ図などを書き留めておけるようにするためです。
教師はチームを回る中で、それぞれがどんな構成や動きを考えているのかを大体理解することができ、必要に応じて書き加えなどを行っていきます。

黒板を前にすると、どうしても動きが止まりがちな子どもたち。
チームを回りながら、動いて考えるように促していきました。

(当初の予定では1時間だったのですが、子どもたちの様子を見てもう1時間追加しています)


赤(明るい子):暗い(どんより)から、クラスメイトとの出会いで明るく変化していく
黄緑(明るい子・強い子):初めは仲良し、途中で仲間はずれが起きるが、これではいけないとなって、もう一度仲良くなる
青(強い子):ばらばらから、仲間(2人組)ができて、仲良しが広がる(全員で輪になる)
オレンジ(考える子):挫けるけど、励まし合って協力する
緑(考える子):善悪の判断。自分勝手にしているけど、善悪の判断ができる人がいて、その人がみんなをいい方向へ導いていく。
黄色(考える子):悩んでいて、アイデアをひらめく人の頭の中。


3時間目からは、赤・黄緑・青、オレンジ・緑・黄色に分かれて相互鑑賞を行っています。
どんなことを表現しているのかを話してから表現し、それに対しての感想やアドバイスをもらいます。

緑チームは表したいテーマのイメージがあるものの、3時間目にはほとんど動きとして表現できていませんでした。
やっとできた4時間目だったのですが、相互鑑賞ではたくさんの意見をもらっています。

他チーム:ケンカしているところをもう少し強く表すといい
緑チーム:いや、ここは喧嘩じゃなくていい方に引っ張っていっているの。
(緑チームは引っ張る動作で良い方向へ導くを表現しています。)


他チーム:はじめと終わりの違いがわからない
他チーム:え、初めはばらばらで、終わりは手を繋いでたじゃん。そこは違うでしょ。


この日の緑チームのふりかえりは、伝わらなくて残念だった気持ちと、じゃあどうすればいいんだ!という気持ちが現れていました。
るり:もう少し大きく表現すればよかったなと思った。自分達ではどこをどのような表現に変えればいいかもわかりません。
えいじ:結局どうすればいいかわかりませんでした。いい人役のるりさんを目立たせるか、いい人役を増やすか。
まこ:自分的には今日の表現よかったと思う。


一方で、はじめの場面とおわりの場面の動きの差や、変化のきっかけについて着目しているチームも出てきました。

次時は緑チームのどうにもならない困り事に寄り添いながら、それぞれや構成の変化とそれに対しての動き、変化のきっかけや動きの差に着目することで、それぞれのチームの表現がよりよくなるような時間にしたいと思います。

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