令和5年度熊大附属研究発表会〈3年ゴール型ゲーム:サイドシュートゲーム〉2時間目

公開日: 2024年2月5日月曜日

〈2時間目〉
・前時に引き続きゲームの規則を知り、規則を工夫したり調整したりするこができ、ゲームに慣れる。
・目の前の守備者の状況を見て、シュートが決まりやすい場面を考えることができる。


前回の学習を振り返り、チームごとにパスの練習やシュートの練習をしたいということを共有しました。
しかし、チームによっては試合をしながら動きや自分たちの課題を確認したいというチームもあったため、試合→練習にするのか、練習→試合とするのかをチームで話し合った上で活動するようにした。

その上で、決まったチームから試合or練習を始めるように促していきました。
・相手チームとゲームをして、ルールや課題を確認したいチーム・・・4チーム
・自チーム内で練習や練習試合をして、動きの確認や練習をしたいチーム・・・2チーム

といった状況で学習がスタートしていきました。

10分ほどそれぞれの場所で活動をした後に、次の活動(ゲームをしていたチームは練習。練習をしていたチームはゲームなど)に移行してもよいことを伝えました。

活動や練習内容は以下の通りでした。
白チーム・・・仲間の人にパスを出したり、キャッチをしたりする練習
赤チーム・・・長い距離のパスを出したり、キャッチをしたりする練習
黄チーム・・・前半チーム内で練習試合を行ったため、水チームとゲーム
水チーム・・・前半チーム内で練習試合を行ったため、黄チームとゲーム
桃チーム・・・長い距離と短い距離のパスを出す練習
緑チーム・・・守りと攻撃に分かれてシュートをする練習

それぞれのチームで自分たちの課題に応じて、練習する姿がありました。
適宜教師が練習の意図を聞いたり、練習方法を紹介したりしながら子どもたちの活動が促進できるように関わりました。

緑チームの練習を見ていると、守備者の人数によって得点が決まることもあれば、シュートが打ちにくい状況もあるという子どもの発言があったため、全体を集めてその状況を整理する場を設定しました。
以下にやり取りの一部を紹介します。

T:この状況(守りが1人)ってシュートしやすそう、それともしにくそう?
CC:しやすそう(多数)。しにくそう(少数)。
りくと:フェイントをかけたら1発で入りそう!
T:じゃあちょっと、りくとくんやってみようか。(守備者1人の状況でシュートをする)
※2回試技して2回とも決まる。
そうた:緑チームが1人で守っていたときどうだったの?
けんと:けっこう入った。
T:その時、緑チームはどうしたの?
(緑チーム):(2人がボール保持者の守備、もう1人は後ろの守備をする隊形)
T:これは、りくとくんさっきと比べて入りそう?
りくと:さっきと比べたら難しそう。
T:みんなはどう?
CC:さっきより難しそう。パスをしたらいい!
T:3人になったらどうなるの?みんなこれはどう?
CC:入らない。
T:みんながここ(目の前に守備者3人)にいたとき、シュート打ちますか?それとも、ちょっと迷いますか?
CC:迷う!(20人くらい)打つ!(10人くらい)
T:目の前が0人のとき、シュートするぞっていう人(全員挙手)。これはそうだよね、全員だよね。1人のとき、シュートするぞっていう人(全員挙手)。あっこれもみんなシュートするんだね。じゃあ2人だったらどうする?これは結構迷ってるね。2人だったらパスするって人(半数ほど挙手)。ちょうど半分ぐらいだね。

実際にシュートをするかしないかの立場を問うていったことで、目の前の守備者の状況によって、シュートをするのかパスをするのか判断する基準が明確となりました。目の前に2人や3人の守備者がいる際の判断については、それぞれの考えを受け止めながら実際に試合をしました。

ゲームをした後に、「2人の時シュートが止められた」という発言があったため、もう一度同じ質問をしてみると、目の前が2人や3人の状況のときは、シュートよりもパスがいいかもという人数が増えていた。
しかし、目の前に人がいても、シュートフェイントをすることで得点できることもあるという発言があったため、次時はシュートをする際の工夫を取り上げることとしました。

体育科 是住直人

 

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