ベストキックゲーム 2時間目
公開日: 2026年7月6日月曜日
2時間目。子どもたちはすぐに的あての場所に目を向けました。場は下の写真の通りです。
子どもたちは、強く的に当てて他のチームと押し合いを繰り広げていました。紺チームを取り上げ、ゲームの説明をしてもらいました。
T「紺色チームどんなゲーム紹介か教えて」
C1「例えば、僕たちと緑が戦うとして、ボールをおすもうさんに当てまくってどっちが押せるかを勝負する」
C「一緒~。それしてた~。」
C2「あと、時間をどのくらいするかを決めないと」
C3「ずっとしていたら結構、きつかったよ。」
C「これ楽しいよね」「早くやりたい」
ここで、想定していた3つのゲームが子どもたちの中から出そろったところで、1つ1つのゲームをしながらルールの確認とこのゲームでできるようになりたいことや困っていること等を聞きながら、ロードマップにまとめていきました。そして、子どもたちとこの単元の名前を決めていきました。あわせて、これら3つのゲームをどの順番で学習していくとよいか子どもに尋ね、単元の見通しを立てました。以下、そのやり取りです。
C1「黒や緑のところまで届かないことあったんだよね。」
C2「私も遠くなるとダメだった。」
C1「届くように蹴るために強く蹴れるおすもうさんのところからかな。」
C3「たしかに。レベルも簡単だから」
C4「そうだね。そして次は、黒のねらうやつだね。いきなり守りがいると難しいから。」
C2「うん。まずは黒でちゃんと蹴れるようになってからだね。」
C3「黒よりは緑の方がレベル高いからね。」
C1「そして最後は、緑のところで取られないようにシュートを目指せ。」
このようなやり取りを通して、次のような順番で単元を進めていくことにしました。まずは思い切り蹴ることをたのしみます。次に、力加減を調整しながらねらった場所へ蹴ることをたのしみます。そして最後には、相手がいる状況で「どの強さで、どの方向へ蹴ればよいのか」を考えながらゲームをたのしみます。それぞれのゲームのルールとできるようになりたいことになります。
それぞれのゲームの特徴は「①的を横長にすることでねらうではなく強くをより意識し、体が縮こまりにくくねらう前に必要な自分の思いっきりの限界を知ることができる。」「②黒いゾーンに止めることで、力の調整をできるようにしている。そうすることで、ねらう対象が固定されていないため、中学年以降の相手に応じたパスへと接続しやすい。」「③相手がいる状況で緑のゾーンに止めることで、力の調整と方向の調整をできるようにしている。そうすることで、より中学年の型ゲームの中で生きてくる技能につながるとともに、守備者はコースに入るという学習も経験することができる。」です。
このようにゲームを変化させていくことで、1年生でも、
「強く蹴るためには何が大事なんだろう。」
「ねらうにはどこで蹴ればいいんだろう。」
「相手がいると方向もを変えないといけない。」
といった、次のゲームにつながる課題が子どもたち自身から自然と生まれることを期待しています。
さらに、この単元では、
・どこを意識すると強く蹴れるのか
・どうするとねらいやすくなるのか
・どんな力加減がちょうどよいのか
といった身体の感覚を友達と伝え合う時間を大切にします。
「ばーん」「しゅー」など、子どもらしい言葉で自分の感覚を表現しながら、友達の動きと比べることで、自分では気付かなかった体の使い方にも目を向けられるようにしていきます。
私は、本単元を通して子どもたちに次の3つのことを味わってほしいと願っています。
- 思い切り蹴ることをたのしむこと
- 状況に応じて蹴る強さや方向を調整できること
- 仲間とコツを伝え合いながらよりよい動きを考えること
次回からは、いよいよ子どもたちが考えたゲームに入っていきます。まずは、的あてからです。



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