トライバレーボール 第5時

公開日: 2026年6月10日水曜日

トライバレーボール第5時です。


前時までに前の方で攻撃をするためには、2番目の人がどう動くかが大事だと気づいてきた子どもたちです。2番目の人の立ち位置を変えてみたり、2番目の目線に立って考えてみたりすることを見出しました。しかし、これまで攻撃にばかり目を向けてきたので、あまり守るということを考えていない子どもたちでした。そこで今回はゲームの交代を勝ち残り制にすることで、子どもたちの「相手に点数を取られたくない」という思いを高め、守りの動きを工夫していくことを目指しました。

 

授業冒頭には、今回は勝ち残り制でゲームを行うことを伝え、勝つために点数を取ることを考えてきた子どもたちに「点数を取られないと言うことも大事じゃないか」と投げかけました。すると子どもたちの中にも「点数を取られないように守りを頑張ろう」という発言が出てきました。そこでチームで守りを高めるためにはどうすれば良いか話し合って、実際のゲームに入っていきました。ここではチームの変容が学級全体の変容へつながった。ピンクチームの事を中心に紹介したいと思います。

 

C1「水色チームのアタック止めるには3人で守った方がいいかな。」

C2「真ん中に集まってると端っことかに(ボールが)行ったら取れないよね。」

C3「なら3人で広がったほうがいいんじゃない。」

(動いきながら)

C2「もうちょっと広がったほうがよくない?」

C1「後ろにも下がったほうがいいんじゃない。」

 

ピンクチームは、同じコート内に強力なアタックを打ってくる水色チームがいました。その子のアタックを何とか止めたいと言う思いから、これまで2人で守っていくところを3人全員で守ろうと言う考えを持ち始めました。

私はその動きの変化をタブレットで動画に記録しまし、後から共有しようと考えました。

それぞれのチームで動きを試した後、ゲームを行う時間を設けました。その後、全体の場でどんな動きの工夫をしたのかを共有していきました。その場面でピンクチームの姿を動画で紹介し、動きが変わる前と後で比較を行いました。

 

T 「自分たちの動きが変わったチームはありましたか?」

C4「僕たちは、これまでアタックの人と2番目の人が前にいて、1人で守りをしていたど、アタックの人も後ろで守るようにしました。」

C1「私たちは、ずっと勝てなかった水色チームに勝てました。守る時に、3人とも後ろに下がってみんなで守りました。その時になるべく広がって、守るといろんなボールが取れて、攻撃につなげることができました。」

T  「先生もその様子を見ていて、動画に撮ってみました。」

(変容前と変容後の動画を比較する)

C5「確かに、めっちゃ広がってる。」

C6「ぜんぜん違う」

C7「けどすきまもあるくない?」





意見の共有をする中で、なるべくみんなで守りを行うことで、自分たちの攻撃に繋げることが大切だということに気付いていきました。

その後のゲームでは、多くのチームが守りを行う人を増やし、なるべくボールを落とさないようにするための動きの工夫を行っていました。その中で2番目にボールをあげる予定になっている人に入るが自分が取らなければすぐにネット側に行って3番目にボールを上げられるように準備する動きも出てきました。その動きを全体に共有することでさらに守りと攻めの切り替えに目を向けて動きを工夫するチームが増えてきました。

5時の終盤には、全チームの守りの動きが高まったため、これまで簡単に決まっていたアタックが得点につながらない場面が増えてきました。次の第6時ではそんな守りを崩すために、1番目の人が攻撃に参加したり、3番目の人が打つ場所を変えたりするなどの攻撃の組み立てを工夫していくことで、戦術的な見方を広げて動きを工夫する姿を目指していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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